認知症による徘徊は、本人が事故にあい怪我をしたり、他人に迷惑をかけてしまったり、見守る家族は気を休める暇も無いほど負担がかかるものである。そんな徘徊も対策することでリスクを減らせることもある。

まず、徘徊するのには何かしらの理由がある。実際は家にいるのに、家族の顔を認識できずに知らない人の家に居ると思い込み、自分の家に帰ろうとする。トイレに行こうと自室を出たら部屋の場所が分からなくなった、通い慣れた散歩道が工事中で通ることができなかったので、どこにいけばいいのか分からなくなったなどだ。

その際、本人のおかれた状況を周囲が理解することで、「お家に帰りましょう」や「トイレに行きましょう」などの声かけが出来る。本人が落ち着ける状況を作ることで、徘徊する理由がなくなりリスクを減らすことが出来る。

徘徊するからと閉じ込めてしまうのは、ストレスを感じてよけいに徘徊してしまう原因を作ることになる。穏やかで落ち着いた環境を作ることで、出かけたい気分にさせないようにすると良い。

また、規則正しい生活をすることで体調も良くなり、ストレスが溜まらない生活がおくれるようになる。徘徊の原因であるストレスや不安を感じない生活を送ることは、徘徊の予防に繋がる。

そして、日中は適度に運動をすると良い。程よく疲れることで夜はぐっすり寝ることが出来て、睡眠の質も上がり気分も良くなる。他にも、趣味を持つ、デイサービスに通う、などもおすすめである。自分の居場所を見つけることが出来ると気持ちが安定し、結果的に徘徊防止に繋がるだろう。